2007 Fiscal Year Annual Research Report
放射線皮膚軟部組織障害に対する創傷治癒センターの国際協力の体制整備
Project/Area Number |
19406029
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
秋田 定伯 Nagasaki University, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (90315250)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 俊一 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30200679)
大津留 晶 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 准教授 (00233198)
藤岡 正樹 長崎医療センター, 臨床研究センター, 研究員 (70393452)
長谷 敦子 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 准教授 (50228037)
平野 明喜 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (90208835)
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Keywords | 創傷治癒センター / 皮膚軟部組織創傷 / 国際協力 / 人的交流 / 姉妹校締結 / 幹細胞療法・バンク構想 |
Research Abstract |
世界規模での創傷治癒センターの体制整備を目的として、積極的に国際研究交流、人事交流を行った。4月アメリカ合衆国タンパでの創傷治癒学会では、サイトカインを用いた創傷質改善について臨床例を中心に発表し、主に北米の創傷治癒センターの代表者・構成員との学術交流を実行した。7月フランスでのエランコートにて、ヨーロッパ学術創傷技術交流会では、講演と共に、ブタを用いたLive Surgeryにより創傷治癒の理論と実践を一般参加者に提供すると共に、各国の「創傷治癒」に関連する問題点について討論した。また7月ロシアサンクトペテルブルク州立病院からの学術交流員の長崎大学訪問以来、9月には、サンクトペテルブルク州立病院および関連幹細胞バンク「ポロフスキー」、及びサンクトペテルブルク周辺のターナー小児病院へ学術訪問し、サイトカイン・人工真皮を用いた皮膚軟部組織再建・再生方法についての討論と、幹細胞バンクの活用について検討した。ロシアでの熱傷後癒痕拘縮、ガン切除後の難治性潰瘍を実際に回診し、問題点の解決方法の討論と今後の研究協力事項について検討した。更に姉妹校締結に向けて人的交流を継続している。 10月ドイツのビュルツブルクにおけて、第2回放射線医学研究及び治療セミナーでは、難治性放射線潰瘍、テロなどによって想定される核・放射線皮膚軟部組織障害について、ロシア、ヨーロッパ、北米の放射線関連研究施設及び病院と、国際原子力機関(IAEA)、世界保健機関(WHO)代表らと共に、現状の世界における核・放射線研究・治療体制における討論を座長及び発表者として報告した。 1月にはイタリアのピサ大学での特に下肢静脈潰瘍の難治臨床例の回診と創傷治癒センターの国際協力整備に関して講演した。
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Research Products
(6 results)