2009 Fiscal Year Annual Research Report
広域高度コラボ型モバイルネットワーク上での先端融合ウェアラブル情報機器実験
Project/Area Number |
19500074
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
蔡 東生 University of Tsukuba, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (70202075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北脇 信彦 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (20292534)
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Keywords | インターネット高度化 / 衛星利用ネットワーク / 宇宙インフラ / モバイルシステム / コラボ型ネット |
Research Abstract |
本研究では,平成19年度に打ち上られた,超高速インターネット衛星「きずな」(正式名称:WINDS (Wideband Inter Networking engineering test and Demonstration Satellite))の可搬型小型ウェラブルアンテナ(直径45CM程度)を用い,モバイル・コラボ型多地点間ネットワークシステムを構築し、ウェアラブル・モニタリング・非接触型力触感デバイスシステムのネットフークへの組み込み,およびその教育への実証実験を行った.超高速インターネット衛星「きずな」は,フェーズド・アレイ・ビーム・アンテナを持つオンボードATM交換機搭載再生中継型衛星である。多地点間をメッシュ型トポロジーで高速接続する衛星ネットワーク上では,高度なモバイル・アプリケーション利用が可能と期待されており,今回この小型アンテナを用い,つくば地区の野外でノートパソコンを中心とする衛星ネットワークを構築し,野外と大学研究室を繋ぐ実証実験を行った.ウェラブル小型カメラ,シースルーカメラ,ファンットムカ触覚デバイスを被験者に携行させ,BlueToothにより衛星ネットワークに繋いだをノートパソコンから情報の収集実験,力触覚デバイスを用いた遠隔操作実験を行った.その結果,衛星ネットワークのメリット・デメリット,実用化への問題点を検討した.特に,衛星ネットワークの特性である,タイムラグを踏まえた制御,ネットフークアクセレレータの必要性などが判明した.また,衛星以外,災害時の車載・航空機搭載システムへの応用なども検討した.
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Research Products
(12 results)