2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19500097
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
長谷川 純一 Chukyo University, 生命システム工学部, 教授 (30126891)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳥脇 純一郎 中京大学, 生命システム工学部, 教授 (30023138)
目加田 慶人 中京大学, 生命システム工学部, 教授 (00282377)
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Keywords | スポーツ映像処理 / パターン認識 / 可視化 / モデルベース解析 / セグメンテーション |
Research Abstract |
本研究課題は,医用3次元画像(CTやMRIなど),多点カメラやモーションキャプチャなどの多モダリティセンサによる計測とその画像・信号解析,およびこれら解析結果とモデル化された人体内部構造との対照に基づく動作・人体機能の高度な理解を目的としている.具体的には,多視点映像の統合に基づく多次元映像解析の基盤技術開発,モデルベースの解析による運動中の人体内部状態の認識手法の基盤開発をおこなう.本年度は,多視点映像を収集する環境の整備や技術基盤の確立を実施した.多視点映像の収集環境としては,本学スケートリンクに設置したパン・チルト・ズーム対応のカメラの設定と映像取得,および,動きの速い対象を検出し,予測に基づき追跡するためにカメラ制御方法に関するノウハウの蓄積をおこなった.第6回情報科学技術フォーラムにおいて,記録された映像の解析技術の方向性に関する議論を専門的におこなうためのシンポジウムを企画・実施し,スポーツ映像の解析者や認知心理学的な観点からのスポーツ解析に関する研究者との議論をおこなった.また,人体内部の微細な情報を含めた可視化のために,画像セグメンテーションに関する基礎技術の開発をおこなった.具体的には,医用3次元X線CT画像の肝臓内の血管を対象とし,ヘシアン行列の固有値解析とマルチスケール処理の統合によりおこなった.専門医の評価により,十分な精度でのセグメンテーションができていることが確かめられた.この結果は学会発表が決まっており,今後運動の可視化のための画像セグメンテーションへの応用的な展開を検討している.
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