2007 Fiscal Year Annual Research Report
露光変調方式による高S/N・高精細・広ダイナミックレンジカメラシステムの開発
Project/Area Number |
19500140
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
西 一樹 The University of Electro-Communications, 電気通信学部, 准教授 (00208125)
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Keywords | 露光変調 / 超解像 / 画像強調 |
Research Abstract |
高S/N・高精細・広ダイナミックレンジ性能をもつカメラシステムの実現には,撮像デバイスの高性能化が最大の鍵になるが,さらなる性能向上には光学系を含む撮像システム全体の見直しが不可欠である。本研究では,撮像デバイスの性能を最大限に生かすための,光学処理と撮像後のディジタル画像処理の協調による新たな撮影方式を提案し,光学処理・撮像装置・画像処理用PCからなる実験システムを構成することでその有効性を検証する。具体的には,輝度を変えつつ被写体を動かしながら撮影することにより,多重露光の結果として被写体像のある空間周波数成分を強調もしくは減衰させた画像を得る方法について検討を行う。 本年度は,撮像素子の画素間隔以下の解像力を得るための下記の2つの方法について実験検証を行った。まず,ナイキスト周波数以下の低域側とそれを超える高域側についてそれぞれ露光変調により画像を分割撮影し,それをディジタル画像データ上で合成することにより,撮像デバイスの画素間隔で決まるナイキスト周波数以上の解像度(超解像)を実現する方法について検証した。次に,注目する周波数成分を強調するような信号パターンで一定時間間隔繰り返し輝度が変化するフラッシュ照明下で,被写体を移動させながら撮影して得られた多重露光画像に対して,エイリアシング歪を除去し,光学系のMTF特牲を補償する画像処理を施すことにより超解像を実現する方法について,数々の撮影実験によって有効性を確認している。
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Research Products
(2 results)