2009 Fiscal Year Annual Research Report
同時摂動を用いた学習機能をもつニューラルネットワークのハードウェア実現
Project/Area Number |
19500198
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
前田 裕 Kansai University, システム理工学部, 教授 (60209393)
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Keywords | ニューラルネットワーク / 同時摂動最適化法 / ハードウェア実現 / FPGA / 学習機能 / サポートベクターマシン / FPAA / パルスニューロン |
Research Abstract |
同時摂動最適化法を用いた、学習機能を有するニューラルネットワークのハードウェア化を目指して、Field Programmable Analog Array(FPAA)上への実装の観点から設計を行った。アナログ回路設計支援ツールを用いて、同時摂動を用いた学習機能を持つパルスニューラルネットワークシステムの設計を完成し、シミュレーションによる動作確認を行った。さらに、FPAAへの実装を行い学習機能を有するニューラルネットワークシステムを試作と動作確認を行った。 ●アナログ回路設計支援ツールを用いたPulse Coupled Oscillator(PCO)の基本設計。 アナログ回路、FPAAへの実装を前提に、所望のパルス周期を学習するPCOの設計を行った。同時に、複数の周期を学習することができることに配慮した基本設計を行った。 ●シミュレーションによる動作確認。 上記設計内容について、シミュレーションにより、学習などの機能も含めて、その動作確認を行った。 ●FPAAへの実装と結果の検証。 FPAAへの実装を行い、実装のための技術的ないくつかの問題を解決すると共に、動作結果を詳細に検討した。その結果、学習の機能も含めて、システム全体の動作を確認した。さらに、複数の周期の学習についても、学習が正しく行われることを確認した。 また、昨年度までの研究で完成している同時摂動を用いたサポートベクターマシンのFPGAへの実装についての学習性能に関する検討も行った。
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Research Products
(7 results)