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2007 Fiscal Year Annual Research Report

哺乳類大脳新皮質の分子比較解剖学的研究

Research Project

Project/Area Number 19500304
Research InstitutionNational Institute for Basic Biology

Principal Investigator

渡我部 昭哉  National Institute for Basic Biology, 脳生物学研究部門, 助教 (40290910)

Keywords層特異的遺伝子 / レンチウイルス / 逆行性トレーサー / 遺伝子発現プロファイリング / 大脳新皮質 / 霊長類 / 皮質ニューロン / 脳進化
Research Abstract

哺乳類が持つ高い学習能力の基盤は大脳新皮質にある。そして大脳新皮質の機能はその6層構造に依存している。層構造の本質とは、一体何なのか?これがこの研究の根底にある疑問である。この疑問を解明する鍵は層特異的遺伝子発現にあると考え、以下の2つの目標を設定した。(1)遺伝子発現に基づく「層特異的」ニューロンの分類(2)分類したニューロンの外的・内的結合特性の解析。
皮質ニューロンの分類及びその外的結合特性の解析については、申請時点ですでに調べていた遺伝子マーカーに加え、新たにいくつかの有効なマーカーを使った比較分子解剖学的な解析が順調に進んでおり、大脳皮質5,6層のニューロンが持つ特性が明らかになりつつある。ここ2,3年で急速に進歩している発生学的解析と関係づけるべく研究を続行中である。
一方計画していたin vivo遺伝子導入系の構築もある程度進んでいる。レンチウイルスによる遺伝子導入は、神経特異的なプロモーターを使ってマウスのin vivoでGFPを発現させることに成功した。しかし、ニューロンタイプ特異的なプロモーターの同定、及びWGAを使ったtranssynapticなニューロン標識は残念ながら成功に至っていない。平成20年度は、より効率的なウイルス作製法の確立や、狂犬病ウイルスのコートタンパクを使った逆行性標識系の導入を試みるとともに、in uteroエレクトロポレーションによる解析を行う予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Remarks (1 results)

  • [Remarks] 本研究に用いているin situ hybridization法の普及を目的としてホームページを作成した

    • URL

      http://www.nibb.ac.jp/brish

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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