2007 Fiscal Year Annual Research Report
中性アミノ酸トランスポーターの制御分子開発と機能解析
Project/Area Number |
19500341
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
茂里 康 National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, 生物情報解析研究センター, 副センター長 (90357187)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 隆一 北里大学, 水産学部, 教授 (20265721)
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Keywords | アミノ酸 / トランスポーター / 阻害剤 / 基質 |
Research Abstract |
中性アミノ酸トランスポーターは薬理学的に数多くの種類に分類できることが知られているが、その実体や輸送の詳細と制御機構には不明な部分が多い。しかし、アラニン、セリン、システイン輸送機精(alanine-serine-cysteine transporter,ASCT)については、比較的早い時期に2つのサブタイプ遺伝子(ASCT1,ASCT2)が単離されEAATとスーパーファミリーを形成していることが知られていた。しかしその生理的役割については、特異的阻害剤、作動物質が開発されていないことから未だ謎が多い。そこでASCT1,ASCT2のアッセイ系の確立のために、オレゴン健康科学大学のDavid Kabat教授、スペインナバラ大学Lostao教授からヒトASCT1,2のクローンを、横浜市立大学山本敏文准教授からラットASCT1,2のクローンをそれぞれ供与していただいた。遺伝子配列を確認したところ、David Kabat教授から供与されたヒトクローンはC末端側に欠損が認められた。Lostao教授から頂いたヒトASCT1については報告されている遺伝子配列であった。山本敏文准教授から頂いたラットのクローンについては遺伝子配列や動物細胞での発現がすでに報告されていたことから、まずラットASCT1,2のクローンを用いることにした。このクローンを阻害剤アッセイ系に用いるためには、内因性のASCT1,2が高発現していないホスト細胞を選ぶ必要がある。そこでガン化された培養細胞を用いてASCT1,2の発現を調べたところ、HEK293細胞には内因性のASCT1,2が比較的高い発現していることが認められ、発現用のホスト細胞には不向きであることが判明した。
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Research Products
(1 results)