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2008 Fiscal Year Annual Research Report

新規遺伝子組換えウサギによるメタボリックシンドロームにおけるPPARの役割の解明

Research Project

Project/Area Number 19500362
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

北嶋 修司  Saga University, 総合分析実験センター, 准教授 (70284643)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西島 和俊  佐賀大学, 総合分析実験センター, 助教 (70435874)
Keywords遺伝子組換え / PPAR / 肥満 / ウサギ / 病態モデル
Research Abstract

H20年度の研究実施計画に基づき,以下の研究を実施した。まず,H19年度に得られたヒトPPARγ遺伝子導入(Tg)ウサギのP97系統の大規模な交配を実施し,実験に必要な個体数を準備した。繁殖によって得られたF1およびF2個体を用いて,導入遺伝子の発現ならびにTgウサギの表現型について解析を行なった。導入遺伝子の発現は, Tgウサギの各組織から抽出したmRNAを用いNorthem blotを行い,ヒトPPARγ特異的mRNAの発現について検討した。また,脂肪組織におけるPPARγの発現量については,real-time RT-PCRによる検討を行なった。その結果,脂肪組織特異的に導入遺伝子の発現が確認された。導入遺伝子の発現が確認されたことから,次いでTgウサギの表現型について検討を行なった。PPARγTgウサギと同腹のnon-Tgウサギについて体重の推移,血漿脂質値,グルコース値,腹腔内脂肪重量の測定,さらには,静脈内糖負荷試験,インスリン負荷試験を行ない比較検討を行なったが,いずれもPPARγTgウサギと同腹のnon-Tgウサギとの間に有意な差は認められないという結果であった。そのため,現在,いま一度,導入遺伝子の発現についてmRNAレベルだけではなく,蛋白レベルでの発現を再確認する目的でWestern blotによる検討,また,当初の計画にしたがい,表現型が明らかでなかった場合の実験計画として,10%高脂肪食負荷による実験的肥満に対するヒトPPAR-γ過剰発現の影響についての検討を始めている。H21年度は,これらの検討を通して今回我々が開発したヒトPPAR-γTgウサギについて,その特徴を明らかにするとともに,肥満におけるPPAR-γの役割について検討を進めていく予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 凍結精子による遺伝子組換えウサギの系統保存2008

    • Author(s)
      北嶋修司, 森本正敏
    • Journal Title

      関西実験動物研究会会報 30

      Pages: 16-20

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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