2008 Fiscal Year Annual Research Report
人工ニューラルネットワークを用いた臓器領域の3次元医用画像解析
Project/Area Number |
19500389
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
近藤 正 The University of Tokushima, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (80205559)
|
Keywords | 人工ニューラルネットワーク / 医用画像解析 / コンピュータ支援診断 / GMDH |
Research Abstract |
平成19年度で開発した3次元医用画像解析システムを用いて各種臓器の画像認識を行い、得られた画像を解析した。そして、開発した3次元画像認識用のニューラルネットワークアルゴリズムの改良を行った。 1.頭部のマルチスライスCT画像の解析。 本研究で開発した3次元医用画像解析システムは、改良形GMDH-typeニューラルネットワークアルゴリズムを組み込んでおり、対象となる臓器の画像解析にもっとも適した画像特徴量を入力変数として自己選択する機能を備えている。さらに、対象となる臓器の医用画像の特徴に適したネットワーク構造を自動的に自己組織化する能力を備えている。ここでは、頭部のマルチスライスCT画像を用いて、脳の実質の3次元領域を画像認識させてその領域を抽出した。さらに、抽出した脳の3次元領域を入力画像として用いて、脳血管の3次元領域を画像認識させてその3次元領域を抽出した。そして、開発した3次元医用画像解析システムを用いて脳と脳血管の3次元領域を精度良く画像認識させて領域抽出できることを示した。 2.心臓のマルチスライスCT画像の解析。 本研究で開発した3次元医用画像解析システムを用いて、心臓のマルチスライスCT画像の解析を行い、開発した3次元医用画像解析システムを用いて心臓の3次元領域を精度良く画像認識させて領域抽出できることを示した。
|
Research Products
(10 results)