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2007 Fiscal Year Annual Research Report

インドシアニングリーン-金ナノ粒子結合体を用いた血管内病変の診断・治療技術開発

Research Project

Project/Area Number 19500395
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

守本 祐司  Juntendo University, 医学部, 講師 (10449069)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中井 完治  順天堂大学, 医学部, 講師 (20420838)
Keywords金ナノ粒子 / インドシアニングリーン / ポリエチレングリコール / 吸光 / 蛍光 / プラスモン共鳴
Research Abstract

H19においては、インドシアニングリーン(ICG)と金ナノ粒子(GNP)の結合体(ICG-GNP)の創製を行い、さらにその光学特性を調べた。
1.ICG-GNP創製
(1)アミノアルカンチオールを架橋剤にしてICGとGNPとの結合を試みたが、結合安定性が低く、ICGとGNPが非特異的に結合するのみであった。
(2)上記結果を受けて、ICGではなく、ICGの母核(tricarbocyanine)を有しアミンの選択的標識が可能な活性エステルである、ICG-Sulfo-OSuを用いて合成をおこなったところ、ICG-GNP結合体を作製できた。
(3)ICGは生体投与後リポタンパク等と結合し循環するため、この現象を利用してICGキャリングシステムとして機能させるべく、アルブミン(Alb)-GNP結合体の作製も試みた。架橋剤として、スクシンイミド基を有したポリエチレングリコール(PEG)製剤であるOPSS-PEG-NHSを用いて合成をおこなったところ、Alb-GNP結合体を作製できた。
2.ICG-GNP光学特性
(1)作成したICG-GNPの吸光スペクトラムは、二峰性の吸収ピーク(〜530nm、〜650nm)を有し、それぞれ、GNPに由来するプラスモン共鳴と、ICGのオリゴマーに起因するものと推測された。これは、GNPがICGに高濃度(>〜10uM)で結合しているためで、ICGモノマー由来の吸光(〜780nm)増加のためには、ICGを低濃度にする必要があることが示唆された。
(2)吸光(〜780nm)ならびに蛍光(ex.785nm、em.810nm)強度は、弱〜強の順に並べると下記のようになった。Alb-GNP結合体+ICG混合液<ICG単独<ALB+ICG混合液
この結果は、Alb-GNP結合体+ICG混合液においては、GNPのプラスモン共鳴で光吸収が生じ、ICGへの光吸収が減じていることを示唆する。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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