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2008 Fiscal Year Annual Research Report

視覚入力の有無が精密把握運動における把握力調節に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 19500465
Research InstitutionOsaka Kawasaki Rehabilitation University

Principal Investigator

津田 勇人  Osaka Kawasaki Rehabilitation University, リハビリテーション学部, 教授 (10441148)

Keywords精密把握運動 / 視覚 / 把握力調節
Research Abstract

本研究の目的は、健常成人と視覚障害者を対象に「開眼摘み」、「閉眼摘み」、「カーテン越し摘み」条件下で「精密把握」を用いて物体を把握するときの摘み力・持ち上げ力・持ち上げた物体の保持力を測定し、「精密把握」運動の把握力調節における視覚入力の役割を調べることである。そのため、開発した把握装置の持ち上げ状況および被験者の手の位置変化を測定するポジションセンサーを把握装置と同期させた予備実験を行ったが、従来の解析ソフトでは把握力を正確に解析することができず、また計算に時間がかかるため、独自の解析ソフトの開発の必要性があることが判明した。開発した解析ソフトにより【1】手離床から物体離床までの手の位置変化と物体探索(HandOffからObjectOffまでの時間とその間における手Xの速度変化のピークまでの時間及びピーク値[cm/s]、HandOffから人指し指Y・Z、親指Y・Zのフォースの動き始めまでの時間[ms])【2】物体離床時のフォース(ObjectOffにおける人指し指Y・Z、親指Y・Zのフォース[N])【3】物体離床から物体保持安定期まで(ObjectOffからovy=0点までの時間[ms]とその間における人指し指Y・Z、親指Y・Zのフォースのピーク値[N]、物体Yの速度変化のピークまでの時間[ms]とそのピーク値[cm/s])【4】物体保持安定期のフォース(人差し指Y・Z、親指Y・Zの{指定時間の}平均値[N])など23の解析パラメータを観察することが可能となった。この実験器具と解析ソフトを用いて、健常成人を対象に行った「物体の位置を一定にした場合」の実験結果ではほとんどの項目において視覚ありと視覚なしで有位差が観察された。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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