Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
精密把握力調節における視覚入力の影響を明らかにするため、把握装置と実験テーブル及び解析ソフトを開発し、把握装置の摘み力と持ち上げ力について、健常者(開眼・閉眼)と視覚障害者(全盲)を対象に実験を行った。その結果、視覚入力がない場合、視覚入力を補うために、指先皮膚に存在する感覚受容器が、物体の摩擦状況や指先皮膚でのスリップ、物体操作時に起こる振動などの事象を検出し、その情報が摘み力の修正に利用されているためであることが示唆された。