2007 Fiscal Year Annual Research Report
中途視覚障害者の学習支援を目的としたペン入力型ノート・テイキングシステムの開発
Project/Area Number |
19500488
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Research Institution | Toba National College of Maritime Technology |
Principal Investigator |
清田 公保 Toba National College of Maritime Technology, 制御情報工学科, 教授 (80186353)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江崎 修央 鳥羽商船高等専門学校, 制御情報工学科, 准教授 (30311038)
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Keywords | 視覚障害者 / ユビキタス / ノートテイキング / 感覚代行支援 / ペン入力インタフェース |
Research Abstract |
中途視覚障害者の職業教育並びに学習支援を目的としたペン入力型ノートテイキングシステムの開発を目指す。理療教育課程に在籍する中途視覚障害者が、あん摩、マッサージ指圧、はり師、きゅう師の国家資格を取得するための学習補助機器として、普段の筆記と同じ手法でコンピュータに日本語入力が可能なペン入力型のノートテイキングシステムの開発を行う。本手法は、情報機器に不慣れな初心者でも字形を覚えている中途視覚障害者であれば直接的に文字入力ができる優位性がある。本年度は、ノートテイキングシステムの基本設計思想を明確化し、プロトタイプによる評価実験を行った。誤り訂正処理を導入した被験者による文字入力実験の結果より、1分間あたりの平均入力文字数は20文字程度、認識率は平均95.8%であった。従来の一文字単位の認識率が93.3%であったので、2.5%の認識率向上となった。換算すると112文字の例文を入力した際、5文字程度の入力ミスとなるが、編集機能などの充実により実用上十分な精度に達したと考えられる。また、入力速度については、個人によってばらつきが見られるが、一般の晴眼者の筆記速度が1分間あたり40文字程度といわれていることから推定すると、音声補助を入れても約半分程度では入力ができる見通しを得た。
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Research Products
(4 results)