2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19500495
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
古池 保雄 Nagoya University, 医学部, 教授 (30161839)
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Keywords | 睡眠 / 自律神経 / 心拍変動解析 / 最大エントロピー法 / 睡眠段階 / 長周期変動 |
Research Abstract |
1 各睡眠段階における平均HRとHF、LF、LF/HFおよびVLFとの相関関係 今回の研究では、短い解析時間で心拍変動解析を行った。その結果、平均HRはLFおよびLF/HFと比し、HFとの間に良好な相関関係が認められ、HRの変動は交感神経活動よりも副交感神経活動の影響を強く受けていることが示唆され 2 Stage 2におけるHR、HF、LF/HFおよびVLFの一晩を通した変化 HRが一方向性に漸減する被験者を選んだ結果、VLFは午前1時半頃より朝方の覚醒に向けて漸増する連続的変化を見おり、HRの長周期の変動に何らかの関与を示唆する。 3 結果のまとめ a)LF/HFについて:対象者全例の平均のLF/HFはREM段階>SWSとなり、REM段階で高値を示した。一般にREM段階で神経系が興奮するといわれ、今回の結果も矛盾しないものであった。しかしStage2とREM段階間には有意な差が認めなかった。 b)HFについて:対象者全例の平均のHFはREM段階、SWS>Stage 2と、SWSで高値を示した。これはSWSで副交感神位となるとするこれまでの報告に一致する。しかし、REM段階でもSWSと同様に高値を示す点についてはLF/HFの上昇の低下を凌駕した可能性が考えられたが、詳細については今回説明することができなかった。 4 結論 最大エントロピー法による心拍変動スペクトル解析により得られたLF、HF、LF/HFおよびVLFの各パラメーターは、中の心拍変動の数十分間から数時間の変動分について説明できる部分があったが、睡眠全体にわたる変動分を説明すとができなかった。睡眠中、各パラメーターがどのような変動を示すかはさらに検討を要する課題である。
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[Journal Article] Beneficial effect on bilevel positive airway pressure on left ventricular function in ambulatory patients with idiopathic dilated cardiomyopathy and central sleep apnea-hypopnea. A preliminary study.2007
Author(s)
Noda A, Izawa H, Asano H, Nakata S, Hirashiki A, Murase Y, Iino S, Nagata K, Murohara T, Koike Y, Yokota M
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Journal Title
CHEST 131
Pages: 1694-1701
Peer Reviewed
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