2008 Fiscal Year Annual Research Report
10分間の「運動身体づくりプログラム」が小学生の体力向上等に与える影響について
Project/Area Number |
19500500
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
小川 宏 Fukushima University, 人間発達文化学類, 准教授 (50224118)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 知高 福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (50114004)
菅家 礼子 福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (90134155)
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Keywords | 運動身体づくりプログラム / 一体直授業 / 体力向上 / 小学校 / 児童 |
Research Abstract |
福島県では、福島県教育委員会と福島大学が共同して、小学校の体育授業の最初10分間に実施する「運動身体づくりプログラム」を作成し、平成18年8月から、福島県内の全ての小学校で実施している。本研究は、「運動身体づくりプログラム」が実施されて1年が経過した平成19年10月、プログラムの実施状況および効果等について、福島県内の小学校教員および小学生に対しアンケート調査を行い、集計、分析を行ったものである。 研究2年目となる平成20年度は、主に小学生に対して行ったアンケート結果を集計、分析し、10月に奈良教育大学で開催された日本スポーツ教育学会で研究の成果を発表した。その結果、以下の点が明らかとなった。1)約3分の2の児童が、運動プログラムは楽しいと感じている。2)半数以上の児童が、運動プログラムを導入することによって以前よりも体育の授業が楽しくなったと感じている。3)約4分の3の児童が、運動プログラムによって前よりも運動が上手にできるようになったと感じている。4)多くの児童が、運動プログラムによって持久力や瞬発力、巧緻性などの力がついたと感じている。5)運動プログラムによって運動する楽しさを実感すると、休み時間などに運動するようになるなどの生活習慣が改善される効果が期待できる。 また、研究1年目に行った教師へのアンケート調査結果と20年2月に実施した学校訪問調査の結果、そして今回の児童へのアンケート調査結果を研究成果報告書としてまとめた。
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Research Products
(1 results)