2009 Fiscal Year Annual Research Report
剣道競技における打突分析および指導法の改善に関する研究
Project/Area Number |
19500519
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Research Institution | Suzuka National College of Technology |
Principal Investigator |
細野 信幸 Suzuka National College of Technology, 教養教育科, 教授 (50110127)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川口 雅司 鈴鹿工業高等専門学校, 電気電子工学科, 准教授 (70249803)
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Keywords | 剣道 / 高等専門学校 / 指導法 / 画像処理 |
Research Abstract |
1.遠征よりも練習試合重視の指導法検証について 技術的なことを考え、勝利のみを追求するならば、遠征を抜きには語れないかも知れない。しかしながら対外試合のみに片寄ってしまうと勝利至上主義となり武道の精神の中の大切なものを見失う恐れがある。確かに、学校における稽古ばかりでは刺激も少なく、基本稽古の繰り返しは一見つまらないことのように思いがちである。しかし、内容、方法さえ工夫すれば実はそうではなく、知らないうちに「忍耐力」が身に付いてくることが経験的にわかっている。学生にとって基礎・基本を中心とする稽古に対する不平・不満がないわけではないが、そのような気持ちを本校では週末の練習試合で解消させ個人の力量の確認をするように指導している。日々の学校での稽古において、基本を中心に自分に課せられた課題を追求する目標に向かいながら、次に備えるというのが本校の稽古の中身である。本研究で確立した手法を練習試合でも適用し、指導法の検証を行った。この成果については論文「高専間交流を通したクラブ活動-全国高等専門学校剣道錬成大会を通したクラブ活動-」にて発表を行った。 2.卒業後の進路を考えた指導法の検証 昨年においては「鈴鹿高専剣道部員の卒業後進路におけるクラブ活動の意義の一考察」のタイトルで平成20年度高等専門学校教育教員研究集会において論文発表を行った。ここでは過去10年間の卒業生の進路状況を在学中のクラブ活動の観点から分析した。知育だけでなく徳育、体育面からの高専教育の重要性についても考察を行いクラブ活動の意義について考えた。今年度はそれらのデータをより検証しクラブ活動のあり方についても考察を実施した。
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