2008 Fiscal Year Annual Research Report
水泳による体力育成のための牽引泳の有用性に関する研究
Project/Area Number |
19500526
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
柴田 義晴 Tokyo Gakugei University, 教育学部, 教授 (50107710)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北川 幸夫 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (30169859)
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Keywords | 牽引泳 / 体力育成法 / 心拍数 / 血中乳酸濃度 / 筋電図 / 主観的運動強度 / ストロークメカニクス |
Research Abstract |
本研究は、水泳選手の水泳トレーニング法および日常的に水泳を行っている水泳実践者の体力育成法として牽引泳を活用する際の基礎的資料を得ることを目的とした。そのため、牽引泳中の心拍数、血中乳酸濃度、筋電図、主観的運動強度、ストロークメカニクスについて調査、分析を行い、水泳選手および日常的に行っている水泳実践者を対象にフリー(通常)泳、その場泳、インターバル、アシステッド、レジステッドおよび最大努力泳の各牽引泳について調査を行った。その結果は、以下の通りであった。 1. 水泳選手および水泳実践者において、持久的トレーニング効果を期待できる牽引負荷が明らかとなり、特に牽引負荷により水泳実践者にはその場泳ぎの牽引泳およびインターバル牽引泳が体力育成法として有用であることが示唆された。 2. アシステッド泳、レジステッド泳、最大努力泳をフリー泳と比較すると、最大努力泳のみ各筋の活動放電において有意差が見られた。よって、通常行われているアシステッド泳やレジステッド泳は牽引負荷を適切に設定することによって、水泳練習あるいは水泳トレーニング(体力育成)法としての効果が期待できる。 3. その場泳ぎの牽引負荷による筋の活動放電は、牽引負荷が大きくなるほど躯幹部の筋に比較して上腕部の筋の活動が顕著であった。なお、全体的に水泳選手に比較して水泳実践者の筋の活動放電が顕著であった。 以上のことから、本研究で試技として用いた牽引泳は、適切な負荷設定により、ストロークメカニクスを阻害することなく、水泳の体力育成として活用することが可能であると考えられた。
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Research Products
(1 results)