2007 Fiscal Year Annual Research Report
障害者陸上投てき選手用調節式スローイングチェアの開発ならびにその普及に関する研究
Project/Area Number |
19500544
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
奥田 邦晴 Osaka Prefecture University, 総合リハビリテーション学部, 教授 (20269856)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 義孝 大阪市立大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (90269837)
淵岡 聡 大阪市立大学, 総合リハビリテーション学部, 准教授 (30290381)
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Keywords | 障害者スポーツ / 陸上 / 投てき競技 / 動作解析 / バイオメカニクス / 三次元解析 / 脊髄損傷 / 脳性麻痺 |
Research Abstract |
障害者の陸上競技、中でもフィールド競技に関する先行研究は散見する程度であり、特に、重度障害者を対象とした投てき競技に関する研究は皆無である。本研究は、重度障害者が参加できうる数少ないスポーツ種目の一つである、障害者の投てき競技に焦点を当て、個々の障害者選手の身体状況に適応したスローイングチェアを容易に模擬作成することができる調節式スローイングチェアの開発をすすめ、普及することを目的としている。このことにより、障害の種類や重度差に関係なく誰もが気軽に投てき競技を体験でき、結果、スポーツ活動への参加を促し、これが契機となり、社会参加促進、ひいては自立生活支援の一助となることを目指している。 今年度は、平成15年度科学研究費補助の(基盤研究(C))において開発した投てき競技用調節式スローイングチェア(座投一)をベースに、より重度の障害者選手の多彩な障害像に適合可能になるよう、過去のデータを参照しながら設計を見直し抜本的な改良を加えると共に、オプションパーツ等を中心にスローイングチェア"座投一修正版(座投一1型)"の開発研究を進めた。結果、3台作成した。さらに、日常生活では車椅子を利用しているが、幸いかなりの程度の下肢機能が残存しているため、不安定ではあるが立位が可能な選手に対して、できるかぎり下肢機能を利用した立位での投球を可能にすべく、立位補助用スローイングチェア(座投-II型)1台も作成した。 座位型(座投一1型)においては、現在、香川県在住の1名の脊髄損傷投てき選手に貸与し、実際の投球を行いながら、本人自身で具体的な調節をすすめ、試用していただいている。今後、全国各地で試用し、各々の選手の投てき動作についてビデオ式三次元解析装置により解析を行い、普及ならびに強化に努めていく予定である。
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Research Products
(1 results)