2007 Fiscal Year Annual Research Report
思春期・青年期の性行動活発化の影響因子の解明と性の学力形成に関する実証的研究
Project/Area Number |
19500576
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
数見 隆生 Miyagi University of Education, 教育学部, 教授 (30006465)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土井 豊 東北生活文化大学, 家政学科, 教授 (80197996)
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Keywords | 思春期・青年期 / 性意識・性行動 / 活発化の影響因子 / 性教育のコア・カリキュラム / 性の学力形成 / 性教育の実践 |
Research Abstract |
3年計画の1年目である平成19年度に実施した研究とその成果は下記の通りである。 (1)高校生の性意識・性行動とその影響要因の検討のため、宮城県、新潟県、山口県の地方3県の養護教諭と東京都・大阪府の首都圏の養護教諭、計約700名にアンケート調査を依頼し、約400名からそれぞれの学校の実態とそれに対応する取り組みの回答を得た。また、アンケート調査だけでなく、宮城、新潟、山口、岩手、大阪・東京の養講教諭約20名にインタビュー調査をし、より詳しい突っ込んだ情報を得ることができた。 (2)高校生、大学生に直接的に性意識や性行動と彼らの背後にある環境や文化状況を調査をするためのアンケート調査用紙を作成した。そのためにさまざまな先行研究を調べ、集団的に多角的な検討をして完成させた。また、そうした日本の高校生・大学生の実態を中国の学生の状況と比較検討するため、北京大学と北京師範大学を9月に訪問し共同研究することの打合せを行った。そして、平成20年2月には北京大学医学部から教授・助教授の二人を招聘し、アンケート調査内容の共同検討会を開き、両国語による共通の調査用紙を完成させた。実質的な両国の調査は平成20年度に入ってからである。 (3)宮城県仙台市にある私学の中高一貫校である尚絅学園の教員と共同で性教育のコア・カリキュラム案を作成し、平成20年度から実践的にそれを検証すべく5回の検討会と1度の全学研修会を開き準備を行なった。20年度には性教育を実践的に展開しつつ教育内容を明確にする。
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