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2007 Fiscal Year Annual Research Report

費用対効果からみた健康教育の有用性の検討

Research Project

Project/Area Number 19500586
Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

大澤 功  Aichi Gakuin University, 心身科学部, 教授 (10223786)

Keywords健康教育 / 費用対効果 / 介入研究 / 臨床疫学 / 臨床経済学
Research Abstract

本研究は,健康教育の評価について臨床疫学および臨床経済学の立場から検討するものである.すなわち,健康教育のプロセスに関わるコストを算出し費用対効果,言い換えれば,どれだけの人,時間,労力等を費やすことによって,健康改善効果がどれだけ得られるかを検証することが目的である。初年度の今年度は,関連する研究の成果を収集し検討した.
1.糖尿病の発症および治療における生活習慣指導の有効性の検討
健康教育の一例として,糖尿病に対する生活習慣指導の効果について発表されている研究成果を,MEDLINEを利用して調査した.本研究代表者は,平成15〜16年度基盤研究(C)「運動に関する根拠に基づく健康情報の評価と発信」で,糖尿病発症および治療に対する生活習慣の改善,特に身体活動の効果について検討した2003年までの研究成果を収集している.したがって,今回は2004年から2007年までの研究成果を同様の検索方法を用いて追加収集した.前回報告時と比較して,近年は質の高い研究が多く実施されるようになり,身体活動度の高い生活習慣をおくるように指導することは,糖尿病の発症や治療に効果的であることが,より明確となってきている.
2.過去に実施された健康教育の費用対効果を評価した研究の検討
医学中央雑誌を用いて,わが国で発表されている研究成果について調査した.この種の研究,特に論文化された研究は少ないことが確認できた.内容としても,健康教育の経済的効果として医療費を算出した研究がほとんどであり,本研究の目的である健康教育のプロセスに関わるコストに着目した研究は認められなかった.この点については,海外での研究を検索収集すべきであり,次年度に実施したい.
なお,次年度は,今年度不十分であった点に加えて,健康教育と薬物療法の比較(費用対効果を含めて)やシミュレーションモデルの試作に取り組む予定である.

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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