2007 Fiscal Year Annual Research Report
大学生における非アルコール性脂肪性肝炎(NAFLD)の実態に関する研究
Project/Area Number |
19500589
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
宮川 八平 Ibaraki University, 保健管理センター, 教授 (20219728)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 千代子 茨城大学, 保健管理センター, 准教授 (80312776)
竹下 誠一郎 茨城大学, 教育学部, 教授 (50369542)
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Keywords | 保健健康管理 |
Research Abstract |
茨城大学において定期検診を受けた大学生7073名(男4436名、女2637名、平均年齢21.4±1.2歳)のBMI、および体脂肪率を測定し、男女別・学年別に肥満およびやせの割合を調査し、それぞれの割合を比較検討した。アンケートにより、食事内容、運動習慣、飲酒量を調査した。体脂肪率が男子で30%以上、女子で35%以上の肥満の学生のうち、承諾の得られた61名(男22人、女39人)を対象に腹部超音波検査により脂肪肝の判定をおこない、青年期における脂肪肝の出現頻度を調べた。脂肪肝の診断は腹部超音波検査によりおこない、エコー減衰率、エコー輝度、肝静脈像の抽出度、肝腎コントラスト比により、軽度・中等度・高度に分類した。男子学生22名のうち正常1名、軽度7名、中等度14名であり、肥満男子学生の68%が中等度の脂肪肝を呈した。一方、女子学生38名のうち正常27名、軽度8名、中等度4名であり、肥満女子学生の12.5%のみ中等度の脂肪肝を呈した。内臓脂肪の蓄積(腹囲が男性が85cm以上、女性が90cm以上)をメタボリック症候群予備群とすると、男子学生は全員が予備軍に該当し、そのうち14名が中等度の脂肪肝を呈した。女子学生では38名中4名が予備軍に該当し、そのうち3名が中等度以上の脂肪肝を呈した。次に、1年次から4年次まで毎年受診した学生において、1年次の身長と体重によってBMI肥満群・標準群・やせ群に分類して4年間を縦断的に解析した。男子学生と女子学生のBMI肥満群の収縮期血圧と拡張期血圧はともに、標準群及びやせ群に比較して統計学的に有意に高かった(P<0.05)。男子学生のBMI標準群の拡張期血圧とやせ群の収縮期血圧は、1年次から4年次に上がるにつれてBMI値の漸増を伴って上昇傾向を示した。
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Research Products
(5 results)