Research Abstract |
本研究課題では,近年社会問題となっている,生活習慣病を予防するために,各人の誘発要因を予兆診断するとともに,生活改善を促す指導を行うシステムの開発を行った.具体的には以下の項目に関して開発を行った. A: 健康状態俯瞰インタフェースの開発(中内,長谷川) 平成19年度において開発した,摂食・生体情報取得インタフェースにより取得される日々の食事情報をウェブログ化し,日記的に表示できるようにした.また,摂食・生体情報の解析結果を時系列的にグラフィック表示させることにより,健康状況を本人が俯瞰できるようにした.これらを本人がPCならびに携帯電話にて俯瞰可能とすることにより,摂食・生体情報の入力の負荷に対して,俯瞰する楽しみを与え,恒常的な情報取得を可能となり,さらには,自らの健康状態を見せることにより,内省を促すことが可能となった. B: 献立作成支援システムの開発(中内) 食生活改善の支援を行うために,Aにおいて解析された健康状況をもとに,健康に留意するとともに,日々の食事情報より,バラエティーにとんだ献立を候補として表示するインタフェースを構築した. C: フィールドテスト(林,中内) 被験者を用いてフィールドテストを行い,実データに基づいて検証を行い,提案システムの有用性を確認するとともに,システムのチューニングを行った.
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