2007 Fiscal Year Annual Research Report
肥満女性の身体活動と食行動の変容を目的とした医療職者と地域健康産業のチーム介入
Project/Area Number |
19500599
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
上田 真寿美 Yamaguchi University, 大学院・医学系研究科, 講師 (30332810)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 昌子 山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90199810)
江本 智子 山口大学, 医学部附属病院, 医員 (10420522)
大井 律子 山口大学, 医学部附属病院, 医師 (20398001)
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Keywords | 肥満女性 / 身体活動 / 食行動 / 行動変容 / チーム介入 |
Research Abstract |
本年度は介入プログラムを作成、対象者を選定して介入を開始した。対象者は35歳以上の女性でBMIが25以上、低強度運動の実施が可能な者とした。測定項目は、プログラム参加状況、体重、BMI、体脂肪、腹囲、食行動(摂取カロリー等)、身体活動(歩数、消費カロリー等)、生化学(血液)データ、QOLであった。3ケ月経過時の結果を報告する。現在までのプログラム行程を実施できている者は33名(ドロップアウト2名)である。体重は、介入前と3ケ、月後で68.01±7.67kgから64.03±7.53kgに変化し平均減量は3.97(0〜10.9)kg、5.8(0〜15.8)%であった。BMIは27.73±2.60から26.58±2.60、体脂肪は37.39±4.39から35。35±4.62、腹囲は96.32±7.85から91.41±7.47に有意に減少していた。また摂取カロリーは1690.1±570kcalから1581、7±96kcalへ減少していたが栄養素は必要な基準値を満たしていた。消費カロリーも1802±167.5kcalから1959±208.9kcalに有意に増加しており、一日の歩数は8513±2392.6歩から9359.8±2396、7歩に変化していた。また生化学(血液)データにおいても、総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪が有意に減少した。QOL(SF36)の総得点及び各スコアでは有意差はみられなかったが、PCS(身体的健康を表すサマリースコア)では介入前では43、6±4.3が介入後に50.7±5.8へと有意(p<0.01)に変化していた。また、MCS(精神的健康を表すサマリースコア)でも42.2±5.0が介入後に50、7±6.6へと有意(p<0、01)に改善していた。引き続き介入を実施中である。
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Research Products
(4 results)