2007 Fiscal Year Annual Research Report
若年世代からの生活習慣病予防に向けた分子疫学的アプローチ
Project/Area Number |
19500600
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
高村 昇 Nagasaki University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (30295068)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安部 恵代 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (90372771)
前田 隆浩 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (40284674)
中里 未央 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (00380973)
草野 洋介 長崎ウエスレアン大学, 現代社会学部, 教授 (70325637)
青柳 潔 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (80295071)
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Keywords | 若年者 / メタボリック症候群 / ホモシステイン / 葉酸 / 動脈硬化 |
Research Abstract |
メタボリック症候群の概念の普及とともに、生活習慣病予防の重要性がクローズアップされてきている。生活習慣病の進展による血管病変=動脈硬化は、心血管病変の原因として極めて重要であるが、その進行は幼少時、若年時からすでにはじまっていることが近年の研究から明らかにされてきており、若年世代からの動脈硬化の予防が今後ますます重要になってくると考えられる。その一方で、若年世代における食生活の乱れや運動不足に伴う肥満割合の増加が大きく取り上げられるなど、この世代における栄養状況の改善を通じた、生活習慣病の予防が重要課題となっている。そこで本申請では、日本人若年者を対象として赤血球中葉酸及び遺伝子多型を含めた動脈硬化関連因子について分子疫学的調査を行い、エビデンスに基づいた若年時からの栄養指導、保健指導による生活習慣病の予防を目指す。すでに対象者の身長、体重に加えて体組成計を用いて体脂肪率、筋肉量、推定骨量、さらに基礎代謝量、腹囲の測定を行い、空腹時採血を行い、赤血球、血漿、血清を分離し、保存を開始している。また超音波検査によって頸動脈内膜中膜複合体厚を、さらに血圧脈波装置によって心臓足首血管指数と血圧の測定を行っている。一方、得られた赤血球を用いて赤血球中葉酸濃度を測定するため、赤血球を分離の上、測定のために米国に送付し、得られた結果を解析予定である。次年度はさらに遺伝子多型等の解析をすすめ、総合的な若年者における生活習慣病予防に向けた分子疫学的アプローチを行う予定である。
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