2007 Fiscal Year Annual Research Report
成人肥満における温熱療法の脂質代謝、酸化ストレスマーカーに与える影響
Project/Area Number |
19500601
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
鄭 奎城 University of the Ryukyus, 医学部, 助教 (90315466)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
等々力 英美 琉球大学, 医学部, 准教授 (60175479)
大屋 祐輔 琉球大学, 医学部, 准教授 (30240964)
勝赤 百合子 琉球大学, 医学部, 助教 (00437998)
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Keywords | 生活習慣病 / 加齢・老化 / 酸化ストレスマーカー / 血清脂質 / 肥満 / 温熱療法 |
Research Abstract |
【研究目的】遠赤外線を用いた温熱療法が、心不全や閉塞性動脈硬化症などの循環器疾患に対し、顕著な効果があると報告された。我々は、健康な若年男性を対象に温熱環境下においての血清脂質変化を調べ、血清脂質が低下すること及び酸化ストレスマーカーが低下することを明らかにした。しかし、温熱療法が中高年の脂質代謝に対して影響があるかないか、特に生活習慣病と深く関わる肥満予防の効果については不明であり、温熱環境が中高年者の酸化ストレスに及ぼす影響については十分に解明されていない。そこて、本研究は中高年対象者に遠赤外線温熱器具を用いて温熱療法を実施し、脂質代謝および酸化ストレスマーカーに対する影響について調べる事を目的とする。 【研究計画】 1.温熱療法・・・ランダム化割付比較の研究デザインで行う。介入群が40〜50℃の温熱環境にて15〜20分間曝露され、一日一回で週2回、連続4週間の温熱療法を受ける。生活習慣質問票を実験開始前、実験終了時の2回にわたって実施する。 2.生体試料のサンプリング方法・・・実験開始前及び実験終了時採血及び採尿を行う。 3.生体指標の測定項目・・・(1)血清脂質濃度(2)酸化ストレスマーカー(3)その他(身長、体重、心拍、血圧、体脂肪(皮下脂肪)、脈波検査など)。 【研究結果】研究対象者30名(介入群と対照群)を選定した。研究に参加を希望した51名に対して電話での問診調査を行った。その結果、参加条件に該当する者30名を選定した。
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