2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19500652
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
花城 梨枝子 University of the Ryukyus, 教育学部, 教授 (80128496)
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Keywords | 消費者教育 / シティズンシップ / 消費者シティズンシップ / 意思決定 |
Research Abstract |
平成20年度の研究は以下のようになった。 1.第5回CCN国際学会(エストニアにて開催)での発表及び論文掲載 エストニアにおいて開催されたCCN(Consumer Citizenship Network;消費者シティズンシップネットワーク)国際学会で口頭発表した。論文も受理され学会誌に掲載されている。今回の共通テーマは「Information」となっており,米国カリフォルニア州立大Malroutu教授との共著で、「Information, values and decision-making that influence the world」のタイトルで発表した。論文は,消費者の意思決定が,企業,自然環境,公的サービスに影響を及ぼすこと,そのため,意思決定するための情報の提供が重要であること,消費者シティズンシップ教育では,批判的思考と実践的推論を意識した意思決定プロセスの学習が重要であることを論じた。 2.シティズンシップ教育内容の検討 日本での文献収集のみとなったが,下記の学会発表でその文献を使用した。 3.第6回CCN国際学会(ベルリンにて開催)での発表及び論文投稿中 5月のエストニア大会からまだ1年たっていないが,開催国の都合で,第6回CCN国際学会が,3月ベルリンにおいて開催された。ここでは「An Exploratory Framework for Consumer Citizenship Education in Japan's Home Economics Curriculum」を,米国カリフォルニア州立大Malroutu教授とハワイ大学Masuo教授との共著で口頭発表した。論文は,日本の家庭科教育へ消費者シティズンシップ教育を導入するための試案ついて論じており,現在投稿中である。 4.我が国におけるシティズンシップ不全(社会的排除)の状況把握 これまでおこなってきた多重債務者の生活の現状から,今年度の現状について把握した。 5.「家庭科における「暮らしと社会保障制度」学習の必要性」の発表及び論文投稿予定 2008年生活経営部学部会夏期セミナーで,石川ふじのとの共著で口頭発表し,論文は紀要に投稿予定である。
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Research Products
(4 results)