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2008 Fiscal Year Annual Research Report

ビタミンKと腸管カルシウム吸収に関する分子レベルの解析

Research Project

Project/Area Number 19500694
Research InstitutionKagawa Nutrition University

Principal Investigator

福島 亜紀子  Kagawa Nutrition University, 栄養学部, 准教授 (50327962)

KeywordsビタミンK / カルシウム吸収 / 遺伝子発現 / ラット
Research Abstract

ビタミンK(VK)は納豆や海藻などの食品に多く含まれ、疫学的な調査では納豆消費量が多い地域では骨折率が低いことが報告されている。また、臨床試験においてビタミンKの単独投与で骨量増加作用を有することが確認されており、VKの骨折予防効果が評価されている。VKの作用は補酵素としての役割と核内受容体の一つであるステロイドX受容体(SXR)を介した転写レベルの作用が報告されている。現在までにVKの骨折予防効果は骨作用を中心に解析が進んでおり、腸管からのカルシウム(Ca)吸収との検討はなされていない。
腸管でのCa吸収にはCaチャネル(TRPV6)、カルビンディンD9k(CaBP)、CaATPase1(PMCA1)の関与が報告されており、いずれの遺伝子もビタミンDにより制御されると考えられているが、ビタミンD受容体結合配列はSXR結合配列に含まれ、また、SXRは腸管で高発現していることより、ビタミンKが腸管のCa吸収に関連する遺伝子の転写促進する可能性が考えられる。本年度は、この可能性を動物実験で検証した。
Sprague-Dawley系6週齢雄性ラットを実験に供し、Harlan Teklad社製ビタミンK欠乏食#TD97053とビタミンK投与群は、#TD97053にエーザイ社製メナテトレノンを75mg/kg dietで加え2群で飼育を行った。自由摂食で10日、4週に各群8匹ずつラットをエーテル麻酔下で、腸管を取り出し、上部小腸(1/4)、結直腸の部位にわけ、腸粘膜より総RNAを抽出した。リアルタイムRT-PCR法によりCaチャネル(TRPV6)、カルビンディンDgk mRNA量の定量を行ったが、両群間でmRNA量の有意な差はみられなかった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ビタミンKによる腸管カルシウムチャネル(TRPV6)遺伝子発現変動2008

    • Author(s)
      福島亜紀子, 佐久間慶子
    • Organizer
      第62回日本栄養・食糧学会大会
    • Place of Presentation
      女子栄養大学
    • Year and Date
      2008-05-03

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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