2007 Fiscal Year Annual Research Report
創造性・論理性を育むマイクロスケール化学実験の系統化についての研究
Project/Area Number |
19500716
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
荻野 和子 Tohoku University, 名誉教授 (40004353)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荻野 博 放送大学, 教養学部, 教授 (00004292)
芝原 寛泰 京都教育大学, 教育学部, 教授 (60144408)
猿渡 英之 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (30221287)
吉野 輝雄 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (10052276)
斎藤 紘一 尚絅学院大学, 総合人間科学部, 教授 (90004457)
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Keywords | マイクロスケールケミストリー / 教材開発 / 化学実験 / 実験マニュアル |
Research Abstract |
1.海外研究者とののマイクロスケール化学実験(以下MCと略記)の意見交換、情報収集: 第41回IUPAC Congress(於イタリー,トリノ市),第12回アジア化学会議(於マレーシア,クアラルンプール市)等国際学会において,研究発表1件、招待講演2件,ワークショップ講師2件等を行い、世界各国のMCおよびグリーンケミストリー教育についての情報・意見の交換を行った。代表者の開発した実験教材は,世界各国で実施できること,学生の興味を高めることができると評価された。これに関連して英文実験マニュアルの作成した。 2.教材の開発と試行(1)大学文系化学実験のマイクロスケール化(斎藤):標記教材を開発・実施し,教育効果が高いことがわかった。(2)中高校MC教材開発(荻野和子,芝原,東海林):(1)反応速度、(2)電池の実験,(3)有機化合物の酸化反応の教材を開発した。 3.器具の開発(荻野和子、荻野博,猿渡):MC気体実験ならびに電気化学実験を容易にするためのプラスチック器具,簡易型の蛍光光度計を製作した。 4.現場・ワークショップでの実施により,教材マニュアルの改善をはかるとともに普及における問題の検討を行った。(1)教員対象のワークショップ型研修を主宰あるいはその講師となった。(荻野和子:国際基督教大学SPP理数系教員指導力向上研修、山形大学、香川大学等5件;芝原:京都教育大学等3件,吉野1件ほか);(2)小学校-高校の授業実践(芝原:9件,東海林3件);(3)大学(斎藤3件,荻野博3件,芝原2件) 5.2008年3月に本研究代表者は第7回グリーン・サステイナブルケミストリー賞文部科学大臣賞を受賞した。その業績には,本研究の成果が含まれる。
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Research Products
(20 results)