2008 Fiscal Year Annual Research Report
昼間の金星・月・全天インターネットライブを活用した天体観察授業の実践的開発
Project/Area Number |
19500721
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
高田 淑子 Miyagi University of Education, 教育学部, 教授 (70302255)
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Keywords | 天文教育 / 科学教育 / インターネット天文台 / 月 / 金星 / インターネット望遠鏡 |
Research Abstract |
本研究は、初等教育の実験内容に沿った「月ライブ」、「金星ライブ」、「全天ライブ」を実施して理科の観察授業で活用し、評価することを目的としている。本年度以下に挙げられる成果が得られた。 1. ライブシステムの整備、ならびに、ライブ発信の継続各ライブシステムの強化をしつつ、継続的にライブ発信を以下の期間実施した。全天ライブin石垣島(2008年4月-)、全天ライブin仙台(2007年9月-2009年1月、2009年5月-)、月ライブ(2008年7-10月)・金星ライブ(2008年11月-2009年2月)。 2. 全天ライブを活用した授業の実践宮城県美里町立不動堂中学校3年生(2008年12月)。 3. ライブシステムの評価、並びに、ライブを活用した授業の評価天体観察は季節・時間帯・天気などに左右されるため、長期間の継続的ライブ発信ならびにライブ映像の保存・DB化は、教材として有効であった。しかし、実践授業では、あくまでも実際の観察を中心に据えるべきで、長期間観察、雨天時対応、発展的理解等の目的で補助教材として活用されるよう活用方法を指導していくことが望ましい。 4. 全天ライブカメラを海外拠点に設置ロンドン大学天文台の協力を得て、全天ライブカメラをロンドン大学天文台(英国)に設置し、常時、ロンドンの空を観察できる基盤を構築した。 5. 「星空観察ネットの広場」ホームページの整備各ライブシステムとその活用法等の教材を掲載するホームページをプログ化、リニューアルし、ネット上でグローバルに公開、双方向コミュニケーションを可能にした。 以上、学校教育で学習する天体のライブ教材が構築され、ネット上で授業中に観察できる体制が整備され、授業での活用も十分有用であることが理解できた。
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Research Products
(15 results)