2008 Fiscal Year Annual Research Report
化学教育におけるプロジェクト授業のモデル開発に関する日独共同研究
Project/Area Number |
19500754
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
藤井 浩樹 Prefectural University of Hiroshima, 人間文化学部, 准教授 (30274038)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 治雄 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10134769)
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Keywords | 化学教育 / 学校教育 / 授業 / プロジェクト / ドイツ |
Research Abstract |
平成20年度は、化学教育におけるプロジェクト授業(探究活動・課題研究の授業)のモデルの試行と評価を行った。 (1)授業モデルの試行 前年度に「再生可能エネルギー」を題材・教材とした化学教育の授業モデルを開発した。この授業モデルを用いて、日本とドイツの中等教育段階の学校で理科(化学)の授業を実践した。 (2)授業モデルの評価 授業を通した生徒の探究能力・問題解決能力の到達度を測定した。そのために、授業実践の記録を用いて生徒の発言や行動の記録を分析した。また、質問紙調査やインタビュー調査を実施・分析した。さらに、教師にもインタビュー調査を実施した。これらによって、授業モデルを評価した。 (3)検討会議の開催 日本とドイツがそれぞれに行った授業モデルの試行・評価を踏まえて、ドイツで検討会議を1回開催した。検討会議では、開発した授業モデルの有効性や問題点を比較検討した。検討会議での議論を踏まえて、最終年度に行う改良点を明らかにした。そして、改良点を伴うことを包含した、暫定的な授業モデルを提示した。 (4)研究成果の発表 日本では日本理科教育学会第58回全国大会において、ドイツではInternational PARSEL (Popularity and Relevance of Science Education for Scientific Literacy) Conferenceにおいて、開発した授業の暫定的モデルを発表した。
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Research Products
(5 results)