2009 Fiscal Year Annual Research Report
化学教育におけるプロジェクト授業のモデル開発に関する日独共同研究
Project/Area Number |
19500754
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
藤井 浩樹 Prefectural University of Hiroshima, 人間文化学部, 准教授 (30274038)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 治雄 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10134769)
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Keywords | 化学教育 / 学校教育 / 授業 / プロジェクト / ドイツ |
Research Abstract |
平成21年度は、3年間の研究をまとめ、中等教育段階で使用可能な化学教育におけるプロジェクト授業(探究活動・課題研究の授業)のモデルを最終的に提示した。 (1) 授業モデルの改良、再試行、評価 前年度までの研究成果を総合的に評価し、「再生可能エネルギー」並びに「キチン・キトサン」を題材とする理科(化学)の授業モデルを改良した。これらの授業モデルを用いて、日本とドイツの中等教育段階の学校で理科(化学)の授業を再試行した。特に「再生可能エネルギー」については、研究協力校(広島大学附属高等学校、スーパーサイエンスハイスクール)の生徒10名を、海外共同研究者の所属するベルリン自由大学に引率し、ドイツの生徒10名とともに試行の授業を受けてもらった。そして、授業を通した生徒の探究能力・問題解決能力の到達度を測定した。測定には、授業実践の記録を用いた生徒の発言や行動の記録、質問紙調査やインタビュー調査を用いた。 (2) 授業モデルの提示 日本とドイツで行った理科(化学)の授業モデルの再試行・評価を踏まえて、中等教育段階(日本では特に高等学校)で使用可能な複数の授業モデルを最終的に提示した。 (3) 研究成果の発表 日本理科教育学会第59回全国大会(仙台)、Third NICE (Network for Inter-Asian Chemistry Educators) Symposium(東京)において、開発した授業モデルについて発表した。
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Research Products
(7 results)