2008 Fiscal Year Annual Research Report
工学部における創造性教育の評価フレームワークの構築
Project/Area Number |
19500764
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
鈴木 裕利 Chubu University, 工学部, 准教授 (20340200)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤吉 弘亘 中部大学, 工学部, 准教授 (20333172)
石井 成郎 愛知きわみ看護短期大学, 講師 (80399237)
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Keywords | 創造性 / モデリング / プログラミング / 創造性評価 / コラボレーションスキル |
Research Abstract |
(1)プログラミングにおける創造性の評価システムの改善 平成19年度に提案した創造性および学習成果を評価するためのプログラム設計書式についての評価,改善を行った.具体的には,平成19年度後期に提案書式を用いた授業(創成B:1年生対象科目)を実施して,その結果を分析した.また,新たに3年生を対象とする科目(ソフトウェア工学)の一部に提案書式を導入して,その効果を分析した. 以上の2つの試行から得られた分析結果に基づいて,提案書式とその評価方法についての改善を行った.具体的には,学生に提供する記録用紙の様式の改善と記録環境のデジタル化,そしてより詳細な評価観点の設定である. 改善された評価システムを平成20年度後期の授業(創成B:1年生対象科目)に導入して評価を実施した.そして,平成19年度の分析結果との比較から,評価システムの改善により,学習者の変化を詳細かつ客観的に評価することが可能になったことが確認された. (2)創造活動におけるコラボレーションスキルの評価 平成19年度に実施した,学習者の協同プロセスの記録分析の結果に基づいて,学習者のコラボレーションスキルに関する学習目標を設定し,さらに学習目標の達成度を評価するための課題およびその評価基準を作成した. そして,平成20年度後期の授業(創成B:1年生対象科目)において,コラボレーションスキルの評価を実施した.このとき,本研究では学習効果を高めるために,これまでの学習・教育心理学領域における「協同」に関する知見を取り入れた学習環境(アイデアの外化・評価の支援,役割分担の設定など)をデザインした.その結果,授業を通してグループワークにおけるコミュニケーションやトラブル対処に関するスキルが向上していることが確認された.
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