2007 Fiscal Year Annual Research Report
盲学校理科教育における音声化手作り酸素センサの開発と自然探求型の教材研究
Project/Area Number |
19500770
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Research Institution | Tokyo National College of Technology |
Principal Investigator |
高橋 三男 Tokyo National College of Technology, 物質工学科, 教授 (40197182)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
筒井 健太郎 東京工業高等専門学校, 機械工学科, 准教授 (60249761)
堤 博貴 東京工業高等専門学校, 機械工学科, 助教 (30300544)
GATES John Wade 東京工業高等専門学校, 一般教科, 准教授 (90446237)
川島 徳道 桐蔭横浜大学, 医用工学部, 教授 (90112888)
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Keywords | 手作り酸素センサ / 理科教育 / 科学教育 / 酸素 / 理科教材 / 盲学校理科教育 / 音声化理科教材 / 自然探求 |
Research Abstract |
平成19年度に日本視覚障害理科教育研究会の会長と筑波大学附属盲学校長から、視覚障害者の理科教育に利用する感光器作成の依頼があった。そこで、東京工業高等専門学校・電子工学科、後期実験項目の中の3年生電子工学特別実験で、感光器の作成項目を導入するようにした。作成した感光器43台は、日本視覚障害理科教育研究会(JASEB)に寄贈する予定である。 昨年度よりプリント基板加工システム一式と超小型スポット溶接装置一式が導入されたので、基盤の試作が容易になった。「パソコン接続型」の手作り酸素センサの作製と測定回路の作製は、順調に進んでいる。日本語と英語による表示開発や音声化の表示もできるようになった。ただ、Windouws XPではソフトは正常に動作するが、ビスタ環境による動作が上手く行かず、手間取っているのが現状である。自然探求型理科教材の研究では、「探求1-いろいろなラップを使って酸素透過膜を調べてみよう!」、「探求2-呼気の酸素濃度はどれくらいな?」、「探求3-ドライアイスと酸素濃度はどちらが重いかな?」、「探求4-みつ豆のシロップは何故捨てるように指示されているか?」以上の教材は順調に仕上がっている。さらに二酸化炭素ガスとヘリウムガスを使い、それぞれのガスの性質を調べる教材も開発した。その成果は、日本視覚障害理科教育研究会や日本理科教育学会、日本科学教育学科などで発表する予定である。最後に本校では、平成19年度に耐震改修の工事があったため後期の7ケ月間は、仮住まいの状態で実験を行ってきた。いろいろな先生方から様々なご支援を承りましたことに対してお礼申し上げる。
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Research Products
(6 results)