2009 Fiscal Year Annual Research Report
群馬県師範学校史料にみる科学教育と群馬県女子師範学校の郷土教育
Project/Area Number |
19500779
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Research Institution | Mathematical Assist Design Laboratory |
Principal Investigator |
玉置 豊美 Mathematical Assist Design Laboratory, 核物性研究室, 主任研究員 (50373551)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤羽 明 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (40049846)
所澤 潤 群馬大学, 大学院・教育研究科, 教授 (00235722)
高橋 浩 群馬大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80236314)
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Keywords | 科学教育 / 科学的社会認識 / 郷土教育 / 群馬県師範学校 / 群馬県女子師範学校 / 明治期教科書 / 簡易実験 / 群馬師範物理教師 |
Research Abstract |
*展示会の開催 群馬県女子師範学校の生徒が残した郷土研究論文の展示会を行うことを今年度の主要なテーマとした。場所は前橋プラザ元気21の1階ホール。期間は12月3~7日、時間は10:00~18:00。前橋市の管理下にあり、半年前の予約受付開始と同時に申し込んだ。論文は明治45年から昭和25年に作成されたものである。論文の執筆者には事前にはがきで連絡した。また『群馬文化』の差し込みとして一月前に、新聞の差し込みとして直前にちらしを入れた。上毛新聞が12月4日に記事を載せてくれた。当日は92歳を筆頭として、70代、80代の関係者が、寒い中を訪問してくれた。我々は当時のことをたくさん、聞き取り調査することができた。訪問者は延べ200人であった。 *図書出版 『郷土研究論文目録と論文選』を出版した。明治45年から昭和25年に残された論文につき、群馬大学図書館に現存するもの全ての目録を冊子にすることができた。総数は621であった。特に、明治45年のものは和紙に筆字書きであった。このうち五つを写真と活字で示した。上述の展示会で希望者に配布するとともに、関係者に郵送した。大変好評であり、クラス会で配りたいので、10数冊ほしいという連絡もあった。 *簡易実験の報告 明治における簡易実験もさることながら、現代における簡易実験も学生の科学に対する興味を喚起するものとして有用である。それを、タイのバンコクで行われたICPE2009において発表した。 *暢発学校の調査 明治6年から9年まで存在した師範学校の実像を模索した。
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Research Products
(5 results)