2008 Fiscal Year Annual Research Report
重度視覚障害者による図形対応プログラミングの学習を支援する環境の構築と方法の普及
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19500783
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
長岡 英司 Tsukuba University of Technology, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (30227996)
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Keywords | 重度視覚障害 / Java / C#言語 / プログラミング / 開発環境 / 図形処理 / GUI / 点図出力 |
Research Abstract |
本研究は、重度視覚障害者がWindows上で動作するプログラムを独力で設計・開発・完成できるようにするための支援システムを構築するものである。また、図形的な対象の処理を伴う実践的なプログラミングの方法を非視覚的に学習できる環境を、その支援システムを中核にして整備する。これが実現すれば、重度視覚障害者が自身の情報環境の改善に主体的に取り組めるようになる。それにより、学業や職業での可能性が拡大することも期待できる。 前年度には、重度の視覚障害者が点字出力と音声読み上げによるアクセス環境でJavaとC#でのプログラミングを行える支援システムを開発したが、中間年の平成20年度は同システムの実用化に向けての改良と、関連リソースを整備する準備を行った。その概要は以下のとおりである。 1.C#での使用実験点字を使用する2名の重度視覚障害者(いずれもC#以外の言語でのプログラミング経験がある大学生と社会人)に本システムを用いてC#によるプログラミングを継続的に学習させ、それを通じて明らかになった本システムの機能的な不具合や操作性の問題点を改良した。 2.リソース整備の準備視覚障害者(情報系企業の就業者、職業訓練受講者、盲学校生徒など)及び教育・リハビリテーション関係者に本システムについての情報を提供したうえで、学業や職業の場面で本システムを活用する場合に必要なリソース(学習資料や支援ツールなど)についての意見を交換し、それによって得られた方向性に沿って、その整備を図る準備を開始した。
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