2009 Fiscal Year Annual Research Report
ナラティブアプローチによる教材開発および教育手法に関する研究
Project/Area Number |
19500789
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
山本 秀男 Chuo University, 大学院・戦略経営研究科, 教授 (50377066)
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Keywords | ナラティブアアプローチ / マンガ教材 / 実践知の教育 / 気づきのメカニズム / ケースメソッド教育 |
Research Abstract |
1. 教材評価のためのデータ蓄積 平成19年度作成の教材1,2および平成20年度に作成した教材3(東京海洋大学・小川美香子助教原作)と教材4(中央大学・折田明子助教原作)を用い、下記に示す9回(受講者合計:53名)の模擬研修を行った。(1) 中央大学ビジネススクール学生9名(2009/4/25):教材4,(2) O社の新入社員9名:教材3(2009/5/5),(3) O社の新入社員8名:教材4(2009/5/5),(4) H社社員30名:教材3(2009/10/19),(5) H社社員31名:教材4(2009/10/19),(6) 中央大学ビジネススクール学生14名:教材4(2009/10/31),(7) M社社員19名:教材3(2009/11/17),(8) 中央大学ビジネススクール学生9名:教材1(2010/1/31),(9) 研修企業社員9名:教材1(2010/2/28) 本研究を開始してから、合計19回(総受講者数:246名)の模擬研修を実施したことになる。アンケート調査および参加者のヒアリングにより、ナラティブアプローチを用いたマンガ教材による研修は、既に理論を学んだ者に対して「気づきを誘発し、考えを深める手法として有効である」という示唆が得られた。 2.試作教材の改良(教材の英語化) 本教材の国際化をねらい、東京工業大学・吉川厚教授(連携研究者)によって、本研究事業で作成した教材1,2,3の英語化に着手した。教材の絵図はそのまま利用し、会話と擬音語・擬態語の一部を英語に翻訳した。 3.教授法の開発 協調フィルタリングを応用した他者視点推薦手法の研究によって一定の成果は得られたが、具体的な教授法を開発するためのデータ蓄積と英語による本手法の効果を探究するために新たに研究計画を策定し、平成22年度科研費(B)に応募した。
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Research Products
(4 results)