2007 Fiscal Year Annual Research Report
イーラーニングコミュニティサイトの形成に関する研究〜互いに教えあう学び空間〜
Project/Area Number |
19500791
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
森 祥寛 Kanazawa University, 総合メディア基盤センター, 教務補佐員 (20397178)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 恒雄 金沢大学, 総合メディア基盤センター, 教授 (60019502)
佐藤 伸平 金沢大学, 総合メディア基盤センター, 教授 (20422652)
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Keywords | e-ラーニング |
Research Abstract |
コミュニティサイトの準備のためにWebサーバーに無料の学習管理システムであるMoodleとSNSであるOpenPNEをインストールし立ち上げた。このサーバーマシンについては,別事業の結果,使用されなくなったものを流用した。また,研究分担者である鈴木恒雄教授の金沢大学共通教育課目における授業「一歩進んだPC活用講座」にて,このシステムを活用した。この際にシステム運用について,学生アルバイトなどを雇用し,作業に従事してもらった。 本研究では,コミュニティサイトの構築という部分については,システム的な新規性などの研究を目指すものではないので,既存の技術を用いたシステムを構築した。本題である,より効果的な学習を行うことができ,学習の継続や互いに教えあうなど環境の構築について,焦点をあてた。特にSNS内においてコミュニティを構築し,それを実際に学習に用いて効果を確かめるという点については,コミュニティの形成の前段階として,システム利用率を如何に高めるかという点に苦労することとなった。そこで,学生アルバイトも活用し,授業を受けている学生からの意見に対しては,出来る限り返信を返すという体制を取ることによってシステムを活用化,利便性を実感させることで利用率を高めた。この点は,今後のe-Learningの実施という観点から,今後の重要な課題となる部分であり、様々なトライアンドエラーの繰り返しが必要となろう。コミュニティー運用を,イーラーニング、それも「自習のみの学習を継続させる」という観点から行うことは非常にユニークであるが,それを上手く回すには,さらに工夫とアイデアが必要である。 665文字
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