2008 Fiscal Year Annual Research Report
プロジェクト型学習におけるデジタルストーリーテリングの協働制作と学習成果の活用
Project/Area Number |
19500798
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
須曽野 仁志 Mie University, 教育学部, 教授 (50293767)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下村 勉 三重大学, 教育学部, 教授 (80150217)
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Keywords | デジタルストーリーテリング / プロジェクト型学習 / 協働学習 / 学習成果 |
Research Abstract |
大学生および小学生を対象としたプロジェクト型学習(Project Based Learning)において、デジタルストーリーテリング(静止画をナレーションでつなげた電子紙芝居、以下「DST」と略記)制作実践を進めた。具体的な研究成果は以下のとおりである。 (1) 教員養成大学授業でのDST制作 研究代表者(須曽野)が担当する授業「教育工学」「教育実践演習」「メディアリテラシーと情報表現」等で、参加大学生がプロジェクト型学習を進め、「もったいない」「読書」「外国人に向けた日本紹介」等をテーマに、デジタルストーリーを制作した。その制作活動及び作品成果を、複数の構成要素(画像、音声)を組み合わせ、相手に伝えるということを重視したナレーション、マルチメディアでの情報表現の工夫等の点で、分析・考察した。 (2) 小学校授業でのDST制作 津市立北立誠小学校4年生45名を対象とした総合学習の授業で、児童がDSTで本を紹介するプロジェクト「この本よかったよ」(全9時間)を実施した。児童は、まず自分が紹介したい本を選び、ストーリーの構成を考え、画用紙5枚に絵を手描きした。そして、児童はナレーションを録音し、動画編集用ソフトを用いて作品を編集した。本プロジェクトでは、1)読書活動とDST、2)DSTの作り方のマルチメディア表現、3)仲間との学び合い、という点からDSTの学習効果が明らかにした。 (3) Webサーバーの活用とイーラーニング用DSTコースウェアの開発 学習者がWeb上でMooeを用いて、学習成果を共有・交流した。また、できるようにWebサーバーを構築した。また、大学生や現職教員がDSTの制作方法についてMooldeで学べるコースウェアやWebページを開発した。
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Research Products
(5 results)