2007 Fiscal Year Annual Research Report
英語のアカデミック・ライティング習得を強化する学習支援ツールの開発と理論構築
Project/Area Number |
19500810
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
ROBERT Fouser Kagoshima University, 教育センター, 准教授 (00278483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富岡 龍明 鹿児島大学, 教育センター, 教授 (90310010)
山之上 卓 鹿児島大学, 学術情報基盤センター, 教授 (00191370)
椎名 紀久子 千葉大学, 言語教育センター, 教授 (40261888)
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Keywords | アカデミック・ライティング / クリティカル思考 / メタ言語意識 / 自学自習 / e-learning / Moodle / WebLEAP / USB型e-learning |
Research Abstract |
本研究の目的は,大学院・研究所における研究,あるいは海外留学等に必要とされるアカデミック・ライティング能力の習得を支援する学習ツールを開発し,さらに,その運用を含めた汎用性のあるオン・オフラインのeラーニングシステムを構築することである。同学習支援ツールをいくつかの大学の英語の授業において実際に使用し,その効果を測定する。平成19年度では、アカデミック・ライティング学習ツールの開発の準備と初期段階に入り下記のような計画を実施した。 (1)学習ツールの開発のため,鹿児島大学で開発用サーバを設置し,ウェブ版の学習支援ツールのプラットフォームになるMoodle(鹿児島大学が開発したモバイル版Moodle Liteを含む)とMediawikiというソフトをインストールした。 (2)英語のアカデミック・ライティングについての文献を分析し,アカデミック・ライティングを支援する既存のオン・オフラインCALL教材・学習ツール・印刷教材について調査を行った。 (3)三重大学のMoodle運営体制と大阪府立大学看護学部のe-learning取り組みを視察した。 (4)学習支援ツールのアカデミック・ライティングについて概要を完成した。 (5)東京大学の1年生の授業2科目において、開発用サーバのMoodleを利用して学習支援ツールの一部の内容を試行運用した。さらに、平成20年度の改善に反映するために,学期末に学生の利用状況の調査と意見聴取を行った。 (6)オフライン版の参考資料とWebLEAP(ウェブコーパス作成ソフト)を完成させて,鹿児島大学の1年生の授業1科目にUSBメモリで学生に配布した。これについても,学期末に学生の利用状況の調査と意見聴取を行った。 (7)学生のライティングの分析を進めるために,「Moodle」上に提出した作文を一括ダウンロードできる機能を従来の「課題」機能に追加した。 (8)WebLEAPのオンライン化,(AbiWordの代わりに)FCKeditorとの相互性の改良作業を始めた。
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