2008 Fiscal Year Annual Research Report
ポータブルサーバーを利用した語学教育支援システムの開発に関する研究
Project/Area Number |
19500814
|
Research Institution | Prefectural University of Kumamoto |
Principal Investigator |
松野 了二 Prefectural University of Kumamoto, 総合管理学部, 教授 (60044351)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堤 豊 熊本学園大学, 商学部, 教授 (80227446)
|
Keywords | ポータブルサーバー / 語学教育 / 読解力 / 協調型学習 / 専門英語 |
Research Abstract |
現在インターネット上に見られる手作り教材の多くは二つのタイプに分けられる。一つは、ホームページ作成ソフトウェアなどを利用した自習形式のものであり、もう一つはMOODLEのようにWebサーバを利用した本格的なものである。前者は画面デザインが自由、かつ、ワープロ操作程度の知識で作成可能であるがレスポンス収集が困難である。また、後者は本格的なeラーニングサイトを構築可能あるが、サーバ管理が必須であり、専門的な知識も必要である。このように両タイプにはそれぞれ一長一短がある。本研究で目指すものはこの中間であり、「1)USBメモリなどを利用したポータブルで容易に管理できるサーバを提供し、2)ホームページ作成ソフトウェアと同様な手順で個性豊かなWebベースの語学教材を作成可能とする」システムを構築することである。 本研究は2年計画であり、初年度(平成19年度)はポータブルサーバ関連部の基本機能、データベース管理部、小テスト問題作成関連部のソフトウェア設計・開発を行い、2年目(平成20年度)は以下の部分について成果をあげた。 ●ポータブルサーバ関連部…ユーザインタフェース部に若干の不備が見られたので改良した。また、サーバ移行を容易にできるようにシステムの見直しを行い、再構築した。 ●クイズ部品の機能強化…実用化の面から考えるとユーザインタフェースの点で使いづらいところがあり改良を行った。 また、問題の形式を変更可能なようにシステムの見直しを行った。 「使い易く」に加えて本システム自体の保守・管理を考慮しシステムの見直し、再構築を行ったため本格的な評価作業は行っていない。今後の課題点として、ユーザインタフェース部をかなり改善したが、さらに数か所使いづらい点がありこの点が残されている。課題点の修正を行い、さらに本格的評価作業を行い、システムの一般公開に向けて努力したい。
|
Research Products
(2 results)