2007 Fiscal Year Annual Research Report
モバイルコンピューティングを活用した野外体験学習支援システムの構築と実践的利用
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19500827
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| Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
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Principal Investigator |
竹俣 一也 Kanazawa Institute of Technology, 基礎教育部, 准教授 (50167491)
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| Keywords | 地理情報 / 環境教育 / モバイル |
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| Research Abstract |
本研究の目的は、環境教育に衛星リモートセンシングデータとWeb-GISを活用して、教育現場で活用可能なモバイルコンピューティングを活用した野外体験学習支援システムを構築することである。本研究では、GPS(Global Positioning System)を用いて観測位置を同定し、その位置座標でデータベースを検索し、その場所に関連する環境情報をWeb-GISから引き出せるようなシステムを構築する。環境情報として、温度・湿度観測網を構築し地域の経年熱環境情報を提供できるようにする。また、大気エアロゾル観測体制を確立し地域の大気環境情報を提供できるようにする。平成19年度は以下の通り実施した。
1)気温・湿度の金沢市内同期観測の教育プログラムの検討
金沢市内中心部45か所に気温・湿度データロガーを設置し、夏季の地方都市の熱環境状況を調査した。体感しているものを具体的な数値で表すことの重要性を、都市の気温を題材に学習する教育プログラムを検討した。
2)大気観測の教育プログラムの検討
スカイラジオメータを用いて大気エアロゾルの光学的厚さの日々の変化を観測した。地球温暖化解明の科学的調査の意義を実際の観測データを用いて理解する教育プログラムを検討した。常時正確な観測を維持するために、気象庁気象研究所にある校正済み準器と同期観測を実施し、測器を校正した。
3)モバイル型の野外体験学習支援システムの開発
Web-GIS構築ツールソフト(インフォサーブ社)を用いてモバイル型のWeb-GISシステムの基盤部分の機能を拡張した。
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