2008 Fiscal Year Annual Research Report
Web教育における個人認証および理解度予測システムの開発
Project/Area Number |
19500830
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
足達 義則 Chubu University, 経営情報学部, 教授 (00115669)
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Keywords | 教育工学 / e-ラーニング / 個人認証 / 理解度予測 / 筆者識別 / 自己モニタリング |
Research Abstract |
平成20年度は、文字による個人認証(筆者識別)と学習の効率化について検討した。筆者識別については、46個の平仮名を用いて、新局所円弧法(曲率による特徴抽出)による個人認証の精度を、筆者間の類似度の大きさをt-検定によって検討した。18mmの枠内に時期を変えて筆記した10通りの文字の曲率を弦長13ドットで計算し、特徴量として文字種ごとに類似度のt-値を求めた。その結果、文字種によりt-値の大きさが異なり、類似度の大きさのみでなく、t-値によっても筆者識別に適した文字種と適さない文字種とを選び出すことができた。その結果、類似度の大きさのみでなく、t-値の大きさの観点からも推奨文字として、「そ」「よ」「わ」「ま」「や」「な」「ね」「め」「を」を、逆に避ける文字として、「け」「り」「い」「こ」「し」を挙げることができた。 学習の効率化についいては、Web学習と対面学習との併用させた学習において、どのように自己モニタリング手法、および習熟度別のWeb教材を活用して学習意欲の持続を図るかという点に焦点をおいて検討した。教材は英検2〜3級の問題を使用し、教材レベルを9段階に分けて習熟度別に個別学習者固有の教材を提供した。間違った問題は次週までに自宅で学習するように指示し、全て正答するまでのトライ回数を記録した。トライすることで自己の状況を把握し、学習意欲を持ち続けることが可能となる。しかし、トライ回数は異常に多いが習熟度の上がらない学習者が存在し、学習の効率化を考える上で、対面学習において如何に個別にフォローしていくべきかが、大きな課題として残った。
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Research Products
(3 results)