2007 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者・導入教育支援のための半球型副ディスプレイを使ったGUI操作システムの研究
Project/Area Number |
19500850
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Research Institution | Kochi National College of Technology |
Principal Investigator |
芝 治也 Kochi National College of Technology, 電気工学科, 准教授 (20270366)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 巧 高知工業高等専門学校, 電気工学科, 准教授 (30230361)
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Keywords | 高齢者支援 / 導入教育支援 / 半球型ディスプレイ / 視認性向上 / 光学特性評価 |
Research Abstract |
IT情報格差を是正するために,初心者が緊張せず使える形状で,高齢者の視覚認識支援機能を兼ね備えたヒューマンインターフェイスを検討することを目的として,マウス機能を持った半球型ディスプレイの設計検討を行った。 半球型表示のための光学投影系を提案し,特性シミュレーションを行った。一般的な液晶ディスプレイに比べて色階調,コントラスト特性が劣化するが,実用的な画像表示が可能である事が分かった。光学系の試作を行った。 特性最適化を検討するために,数値シミュレーションのための汎用的なWEBインターフェイスを開発した。 これは計算変数指定や計算実行,結果閲覧をWEBブラウザを通じて行い,計算結果管理をデータベースにより行うものであり,WEBブラウザを動かすOSや機器に依存せず,携帯電話からも利用可能なものとなった。携帯電話の利用により,数値計算終了後の無計算時間を削減する事ができた。これにより計算機資源を有効活用できる事が明らかとなった。当該システムは,特定の計算に依存しないため汎用性が高く,光物性評価や電磁波伝搬解析にも有効であることが分かった。 関連する研究業績 IT機器操作支援,情報アクセスへの負荷軽減のために,人体の自然な動きや無線タグを利用した情報表示切り替えや情報提示方法について検討した。これにより,特別な機器操作訓練を必要とせず,情報にアクセスするための一知見を得た。 IT機器を使った教育の効果を検討するために,タブレット型パソコンを使った授業に取り組んだ。 明確な教育改善効果は現れなかったが,IT機器操作に慣れた19-20歳の学生と,不慣れな16-17歳の学生では,教育用IT機器に期待しているものが異なることが分かった。
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Research Products
(6 results)