2007 Fiscal Year Annual Research Report
光通信用波長可変光学フィルタを用いた大気微量成分の高精度分光装置の開発
Project/Area Number |
19510019
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Research Institution | National Institute for Environmental Studies |
Principal Investigator |
森野 勇 National Institute for Environmental Studies, 地球環境研究センター, 主任研究員 (90321827)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 忠生 独立行政法人国立環境研究所, 地球環境研究センター, NIESフェロー (20004476)
小熊 宏之 独立行政法人国立環境研究所, 地球環境研究センター, 主任研究員 (10342734)
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Keywords | 環境分析 / 環境変動 / リモートセンシング |
Research Abstract |
本研究は、光通信用に開発された安価、高精度、高安定な波長可変光学フィルタ装置を用いた大気微量成分の分光測定装置を開発する。人工光源を用いた測定系や太陽直達光を用いた室内試験測定により、スペクトルを取得し、分光装置自身の評価を行う。更に、野外観測を試み、野外での大気微量成分のスペクトルを測定し、解析を行い野外観測における評価を行う。この結果を基に、多数展開可能な実用環境モニタリングシステムの発展の可能性を探ることを目的とする。 本年度は、本研究で導入する波長可変光学フィルタ装置の仕様を決定するために、デモ機による太陽直達光や人工光源の観測を行った。デモ機を用いた実験結果を基に購入する波長可変光学フィルタの仕様を決定し、仕様の波長可変光学フィルタを購入し、入射光学系、光ファイバの整備、装置の制御・データ取得系の立ち上げを行った。本研究で開発する装置は光通信用光ファイバを用いて光を導くので各装置の構成や配置の自由度が高いメリットがある。室内実験により本装置の評価試験と解析を行い議論を行った。 平行して、測定スペクトルを解析するプログラムの開発を開始した。 野外観測のための検討を行い、野外観測のための太陽直達光観測光学系(小型太陽追尾装置等)の検討を開始した。
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[Journal Article] Effective Interaction Energy of Water Dimer at Room Temperature:An Experimental and Theoretical Study2007
Author(s)
T. Nakayama, H. Fukuda, T. Kamikawa, Y. Sakamoto, A. Sugita, M. Kawasaki, T. Amano, H. Sato, S. Sakaki, I. Morino, G. Inoue
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Journal Title
Journal of Chemical Physics 127
Pages: 134302
Peer Reviewed
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