2007 Fiscal Year Annual Research Report
スーパークリーンディーゼルのためのプラズマ排ガス浄化装置内の反応過程の総合的解明
Project/Area Number |
19510092
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
大久保 雅章 Osaka Prefecture University, 工学研究科, 教授 (40223763)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒木 智之 大阪府立大学, 工学研究科, 助教 (00326274)
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Keywords | ディーゼルエンジン / 排ガス / NOx / 微粒子 / プラズマ脱着 / DPF / 吸着 / 後処理 |
Research Abstract |
1.非熱プラズマDPF再生:セラミックディーゼル微粒子フィルタ(DPF)に捕集された微粒子の非熱大気圧プラズマによる新規な燃焼再生方式を実証、最適化した.この方法では、低温プラズマで励起されたNO2、オゾンや負イオンラジカルクラスタをDPFに注入し、ディーゼル微粒子を、常温付近で燃焼除去しようとするものである. (1)リアクターの最適化:沿面放電素子を用いた効率の良いプラズマリアクタを試作し、最適化を行った. (2)プラズマパラメータの計測とシミュレーション:電子温度、電子数密度をできるだけ大きくし、エネルギ効率が最も高くなるリアクター形状、電極形状を決定した.測定は探針法または分光法による.また、実験だけでなく数値シミュレーションを用いた検討も行った. (3)直接再生実験:以上の結果を基礎として、コンパクトな装置により従来概念では困難と思われている100℃以下の低温でDPFを再生する方法の確証実験とDPF再生時間の短縮を目指した. 2.非熱プラズマ脱着NOx還元:エンジンの運転モード(燃料噴射モード)を切り替え、酸素リッチな状態ではNOxを含む排ガスを一度吸着させ、その後、酸素量が少なくHC、COの多い状態ヘエンジン運転モードを切り替え、プラズマを印加してNOxを脱着・還元させ、同時にHC、COを酸化無害化する.この方法により、低濃度で酸素を多量に含む排気ガス処理を簡単な装置で触媒や、付加的な処理を行わず乾式で高効率に行うことができた. (1)プラズマ脱着実験:500ppm程度のNOxに対して、吸脱着を繰り返し、連続的に行えることを実証した. (2)プラズマ脱着還元連続実験:模擬排ガスまたはディーゼルエンジン実排ガスを用いる.脱着したNOxを95%以上の効率で除去できるようにシステムの最適化を行った.
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Research Products
(11 results)