2008 Fiscal Year Annual Research Report
形態制御された希土類ナノキューブの会合体形成および光機能材料への展開
Project/Area Number |
19510104
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
長谷川 靖哉 Nara Institute of Science and Technology, 物質創成科学研究科, 准教授 (80324797)
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Keywords | ナノ結晶 / 会合体 / アルコール / 希土類 / ユーロピウム / カルコゲナイド / 光散乱 / ポリマー |
Research Abstract |
EuS(硫化ユーロピウム)は伝導帯と価電子帯の間に縮退したf軌道を有するfcc型の磁性半導体である。その物質が示す光吸収過程賦f-d遷移に由来し、この電子遷移が大きな磁気光学効果の発現を誘起する。EuSナノ結晶を任意の場所に固定配列できれば、新たな光磁気デバイス作製への応用展開が可能となる。本研究ではEuSのナノサイズ化及び形状制御を行い、さらに得られた結晶の集積化を行った。 溶媒蒸発法により、ポリマー薄膜上に立方結晶型であるEuSナノ結晶の集積を試みた。透過型電子顕微鏡観察により、Eusナノキューブは三次元的に集積された「超格子構造」を形成することが明らかとなった。さらに、小角x線散乱測定では、高次に集積されたシグナルパターンが観測され、その立体構造が明らかとなった。 さらに、球状のEuSナノ結晶の集積化も試み、面心立方構造を有する超格子構造形成に成功した。本研究から、EuSナノキューブおよびEuSナノスフィアーの集積化・超格子構造を任意に作製することに成功した。
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Research Products
(5 results)