2007 Fiscal Year Annual Research Report
供給プロセスの全体最適を考慮したJIT環境下での先進的製造・物流管理方式
Project/Area Number |
19510144
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
柳 在圭 Kanazawa University, 経済学部, 准教授 (20324494)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 良明 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (10109085)
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Keywords | システム工学 / 生産管理 / 多目的最適化手法 / スケジューリング手法 |
Research Abstract |
開発する先進的な生産、物流管理方式の基本構造要素と特性を明らかにするために,Pull-Push型生産方式の生産ルール,工程間の生産指示の伝達方法,適用のために必要な前提条件などを2つの工程間の生産指示情報とモノの流れに関する詳細な手続きとスケジューリング手法を考察し,以下の研究成果を発表した。 まず,生産形態が異なる2つの工程間において、Pull-Push型生産方式の全体最適性、柔軟性などに関する検証方法としては、前工程がロット生産(塗装ライン),後工程が平準化生産(混合品種組立ライン)を行う場合などの生産形態が異なる工程間や生産指示の変化などを想定して,対象とする各工程を計算機システム上に仮想的に構築した上で,数値実験を通じて評価を行った。 その結果から,それぞれロット生産と平準化生産を行ラ2つの工程簡はトレードオフ(trade-off関係があるために,全体最適化や柔軟性の維持が困難であることが分かった。こういった問題を解決する一つの方法として,2つの工程における最適スケジューリング手法の開発を通じてトレードオフ関係の緩和を目指した。すなわち,2つの工程の効率性(前工程;稼働率,仕掛り在庫の低減,後工程;納期)を同時に考慮する多目的性を含め,実時間内に最適な生産スケジューリング手法を開発した。また,その求解法としては,本スケジューリング問題が多目的最適化問題であることから,多目的最適化手法MOON2Rの概念を用いて意思決定者の選好を反映する製品投入順序決定手法を提案した。さらに,数値実験を通じて提案手法の評価を行った。
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Research Products
(3 results)