2008 Fiscal Year Annual Research Report
アドホックネットワークトラヒックの大偏差性質及びQoSに関する研究
Project/Area Number |
19510146
|
Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
馮 偉 Nagoya Institute of Technology, 工学研究科, 准教授 (30252307)
|
Keywords | 移動通信ネットワーク / ポーリングシステム / セルラー方式とアドホック技術 / オーバーフロー確率と呼損率 / 定常分布 |
Research Abstract |
平成20年度では、まず、アドホックネットワークの理論解析とコンピュータシミュレーションを行った。アドホックネットワークに対して、セミベルヌーイという新しい処理方式を提案し、この処理方式の下でシステムの定常分布、平均データ長などのパフォーマンスを求めた。次に、移動通信システムによく使われるMultiserver Polling Systemに対して多重閾値コントロールの下でシステムの解析を行った。システムの定常分布、バッファのオーバーフロー確率及びトラヒックの呼損率、そして、最適な閾値を与えた。最後に、セルラー方式とアドホック技術を統合した移動通信ネットワークを構築し、セルラーチャネル優先方式とアドホックチャネル優先方式の下で、システムの定常分布、トラヒックの呼損率及び強制中断率などのパフォーマンスを求めた。これらの結果は四つの論文にまとめて、一編はIEEE Computer Society主催の国際会議に発表され、一つは日本OR学会2008秋研究会で発表された。残った二編は日本OR学会2009年第36回中部支部研究会で発表された。
|
Research Products
(4 results)