2007 Fiscal Year Annual Research Report
環境問題を取り入れたプロダクト・イノベーション・プロセスの国際比較
Project/Area Number |
19510159
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
市村 隆哉 Nihon University, 商学部, 教授 (60063682)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平木 秀作 広島修道大学, 経済科学部, 教授 (10034373)
石井 和克 金沢工業大学, 情報フロンティア学部, 教授 (20151318)
児玉 充 日本大学, 商学部, 教授 (90366550)
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Keywords | イノベーション・プロセス / 環境マネジメントシステム / グローバル物流 / 融合概念 / プロダクト・イノベーション / 知識工学 / 管理技術の有効性 |
Research Abstract |
本研究は、今日の企業が直面する様々な経営課題解決のイノベーション・プロセスを研究する「イノベーション・マネジメント研究会」のメンバーによって行われた共同研究の一環である。第1年目は研究課題であるイノベーションのプロダクトを環境問題、物流問題、人的資源開発・教育、知識創造問題に分け、それぞれの専門性を生かし、相互の密接な連絡の下に4つの柱ごとに研究を進めた次の成果を得た。 1 まず生産基本活動と環境問題の関係を明確にし、環境問題を製造企業におけるプロダクト・イノベーション・プロセスに絞り、各段階における機能を整理すると共にそれぞれで環境問題解決のために用いられた管理技術を列挙し、その有効性を明らかにした。 2 グローバルな物流問題である、アジア各国間の部品相互補完システム構築の基礎を得るため、挙動、特性分析を行うと共に、そのイノベーション・プロセスを明らかにした。 3 新製品開発の分析に用いた融合モデルに基づくイノベーション・プロセスを人的資源開発・教育問題に適用して、その構造を明らかにした。 4 情報戦略システム構築のため、知識工学の概念、情報システムについていくつかの事例を基礎にその特性を明らかにした。 以上の成果は、それぞれ国際会議で共同研究として発表された。本年度は各専門分野毎の研究を行ったが、第2年度は、それらを総合すると共に、フィンランドの研究者と協議し、国際比較を行う予定である。
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Research Products
(3 results)