2010 Fiscal Year Annual Research Report
オーストラリアにおける白人性の歴史的形成と世界構造
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19510249
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| Research Institution | Osaka University |
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Principal Investigator |
藤川 隆男 大阪大学, 文学研究科, 教授 (70199305)
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| Keywords | オーストラリア / 白人性 / アイデンティティ / 移民制限 / 消費社会 / マークされたもの / 人種主義 / 差異 |
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| Research Abstract |
今年度は最終年度であり、出版成果を示すこと、ホームページ等を通じて、広く研究の情報を提供することを主な目標として掲げ、(1)助成を受けずに本を出版すること。(2)関連する論文を2本出版すること。(3)ホームページを完成し、公開すること。(4)研究成果についてオーストラリアの研究者との意見交換すること。この4つを具体化するように努めた。
その結果、(1)については、『人種差別の世界史:白人性とは何か?』(刀水書房)の出版の成功にこぎつけた。(2)については、『人の移動と文化の交差』(明石書店)への寄稿により論文1本はすでに図書として出版した。さらに、もう1本はすでに初校を終えたが、出版社側の都合により刊行は停止している。(3)については、大阪大学文学研究科西洋史学研究室のサイトで、研究課題、とりわけ(1)の内容に関するホームページを公開中である。研究の進展にともない平成23年2月28日に最新の更新を行った。主に『人種差別の世界史:白人性とは何か?』に関する情報を掲載している。(4)については、2010年8月にオーストラリアを訪問し、オーストラリア大学及びオーストラリア国立図書館の研究員である、ニコラス・ブラウン博士との意見交換を行った。また、2010年9月には、講演者としてシドニー大学名誉教授のネヴィル・ミーニー博士をオーストラリア学会と共同で大阪大学に招き、シンポジウムを開催した。
以上のように、不可抗力的な原因により、計画を達成できなかった(2)をのぞいて、基本的に本年度の目標は達成できたと考えている。
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Research Products
(2 results)
